2011年11月26日土曜日

ヨーロッパの原子力発電所


ドイツの有機栽培農家は反原発からスタートしたという。
リスク懸念が、次第に徹底していくのは、一度「安全」という概念ね目覚めたら人間は早い。

当団体の山片氏の在住するDusserdorfから一番近い原子力発電所は、
北東の ニーダーザクセン州 Emslandエムスラント原子力発電所(170万KW×1基)である。
また南西のベルギーのチアンジュ原子力発電所(約100万KW×3基)である。

福島の1~4号機がそれぞれ110万kw
女川が82.5万KW
日本最大の柏崎刈羽の、6・7号機が、それぞれ135.6万KWだから、
エムスラントの施設の規模がどれだけ大きいのかが判る。



<東欧>
そしてドイツの隣ポーランドも、EUの中でのフランスに次ぐ農業大国だが、
そのポーランド、東に位置するリトアニア共和国には日立GEが原発計画が進められているとのこと。

またイグナリナ原子力発電所は、2009年リトアニアのEU加盟と引き換えに廃炉がきまったそうだが、
廃炉をしっかりできているのか心配だ。何十年という時間をかけねばならない。
そしてその廃棄物は、数百年間、最終貯蔵地はどこなのか?


<北欧>
またスウェーデンのバーセベック原子力発電所(約80万KW)から
デンマークの首都コペンハーゲンまで、約20kmしかない。

デンマーク酪農団体が多く活動するユトランド半島でも200kmしかない。
本当に、福島原発とと東京の距離で、風向き一つでどうにでもなってしまう。

イギリスも10基以上海岸地帯にある。



非常に、今の経済の繁栄は、実は脆弱な安全体制、リスクマネジメント、
リスクが起きた時の被害の対応を顧慮していないのではないか、
ひとりの人間の一生の範囲内で生むことができる、経済効果を
人間は求めてきた、いや求めてしまう種なのだ、と認めるところから
始めなくてはならない。





2009年廃炉になった、チェルノブイリ型のリトアニア共和国のイグナリナ原子力発電所

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